コンバンワ トウキョウ!
11月19日(火)にアウト・ゼアー・ジャパン・ツアー ポール・マッカートニーに行った。
高校時代のバンド仲間が、チケットをとってくれた。そのチケットは、な、なんと東京ドーム・アリーナの1番前。もうこれ以上前に人はいないって席。最高!
御歳71歳のポールは、オール・マイ・ラビングの2番こそ通常パート(低い方)を歌っていたものの、声もバッチリでした。
当日は、午前中で半休をとり、4時に友達と待ち合わせた。すると、別の友達(この方は席は違うんだけど、同じ日に見る人)は、もう既に1時にドームに居て、グッズ売り場に並んでいると連絡が入る。
ムムムッ、そういう手があったか。なんだか、羨ましいと思いつつも体調を整える為に、とりあえず昼寝。2時まで寝て、家を2時半に出る。僅かな昼寝が、体力回復となった。
よし、絶好調。チケットが取れたと聞いてから2カ月余り、この日が待ち遠しくて、そわそわしていた。唯一、体調不良が無いことだけを祈った。ライブに行けなくなるからね。
予定よりも30分以上早く着いてしまい、15分待って友達に電話。はやる気持ちを分かってか、だちも早目に合流してくれる。ドームに着き、まずは腹ごしらえ用のおにぎりとサンドイッチをコンビニで購入。ローソンがあるのが嬉しい。ついでにビールと缶焼酎も購入。ドームの中は、生ビール¥800もするかんね。
しばらく、あるくと、もうグッズ売り場は、長蛇の列。ここのところポールのライブで連続購入していた帽子も、早くもあきらめる羽目に。昼寝してた時間が悔やまれる。ちょっと躊躇ったが、¥3,000もするパンフレットを購入。もう、金にウイングスがはえた様に飛んでいく。
一応買うものは、買ったのであとは入るだけ。時間もたっぷりあるので、今日来ている別の友達に連絡をとってみる。すると、目の前の22番口に居るというので、探すも人がいっぱいでなかなか見つからない。やっと見つけて記念撮影。
周りを見ると、同じように記念撮影している。平均年齢はちょいと高めかな。昔話もそこそこに、列に並べ始める。音確認に時間がかかっており、入場時間が大幅に遅れるとのこと。大丈夫かな。平気平気、今日は、天気もいいし、風も穏やか。帰りの電車が遅れることは、まずないだろう。
満を持して、会場に入ると本当に一番前。当り前か。早速、ビールを飲んで、おにぎりで腹ごしらえ。さっきの友達に電話してみる。一番前で手を振っているから、1階席から見えるか、ちょっと自慢してみる。
さて、さて、開演は、7時20分ごろ、辺りが暗くなると、ポールが登場。それとともの総立ち。一番前だから立たなくても見えるのだが、そうもいかない。
オープニングは、エイト・デイズ・ア・ウィーク~ビートルズナンバー。この曲はポールのライブで初めてじゃ。
2曲目は、ニューアルバムからセイブ・アス。いいじゃぁない。NEWアルバムに関しては、色々言う人が要るけど、俺はポール節が利いていて好き。ライブで聴くと余計に、凄くいいじゃぁないに変わる。3曲目で、早くも大好きな「オール・マイ・ラビング」高校時代バンドで、3年間通して演った曲。
もうワクワクしてくる。次に何が出てくるのか、事前に調べてくればよかったと思いつつ、まぁ、このワクワクドキドキ感もたまらいねって感じ。そうこうしているうちに、4曲目はジェット。ウイングスの曲だ。ジェットってポールの歌声が掛け声となり、おもいっきりジャンプ。もうノリは最高潮。
そういえば、19の頃、ウイングスが来るとチケットを買った。実はそれより前は、14の時で中学生だったから、もちろんチケットは買えない。あいにく14の時も、19の時も大麻事件で、ポールは日本公演をキャンセルしている。冷たい日本人なんて曲を書かれたこともある。
ウイングスナンバーが続いた後は、ペーパーバック・ライター。1966年のビートルズ日本公演での曲目でもある。ここでポールは、ベースからエピフォン・カジノ、トレモノアーム付きにチェンジ。日本公演で、ジョージが使っていたギターと同じ。
ロング・アンド・ワインディング・ロードでは、もちろんピアノの弾き語り。ネイキッド仕様の歌詞かと思いきや、ノーマルだった。良く歌詞を間違えないとなぁと、思ったら、舞台の足元に歌詞がスクロールするモニターが見えた。ついでに、曲順を書いてあるのだろうカンペが足元にあるのがはっきり見えた。これも最前列ならではだろう。
リンダに贈りますと言って始まったのは、マイ・ラブかと思いきや、メイビー・アイム・アメイズド。いわゆる「恋することのもどかしさ」この曲は、高音部分がシャウトするから大丈夫?と思ふもそんな心配どこ吹く風って感じで、さすがポール御大は、見事にシャウト。恐れ入る。
ビートルズナンバーが2曲続き、お次は、アナザー・デイ。このそるの曲は、思い出深い。中学生のころ、良く秋葉原に行った。と、言うのも石丸電気で輸入盤が売っていた。当時、中学生の3種の神器と言えば、ギターと赤盤、青盤だった。しかし、赤盤は当時の価格は、¥4,400也。中学2年生のお年玉総額が、¥4,000が相場の時代に、一般庶民的中学生は買えない。それが、秋葉原の石丸電気に行くと、半額以下の¥1,980で買えたのだ。
友達とお互い後で貸し借りするように赤、青をそれぞれ買った。すると、10円に付き1円分のグリーンスタンプをくれたので、友達とじゃぁこれで、シングルレコードを1枚買おうということになって、買ったのがアナザー・デイだった。
俺は、その曲をほとんど知らなかったのだけど、友達の圭三君が凄く奨めるので仕方なく買った。けど、後で聞いて、それがすごくいい曲で、驚いた。今でもその時の感動を思い出すと、鳥肌がたつ。バッキングのリンダの声が凄く印象的な曲でもある。
アンド・アイ・ラブ・ハーはねぇ、せつない曲だよね。ブラックバードはさぁ、家に帰って早速ギター引っ張り出してきて弾いたけど、ポール御大の様には、うまくいかない。恋することのもどおかしさだね。
次の曲ヒア・トゥデイでは、まじ泣いた。
オール・トゥ・ゲザー・ナウは、最近では、幼児番組でよく耳にした。長男が生まれた時、ジャンバーの中に赤ん坊を抱いて、ポールのまねをした頃、良くNHKの教育番組でもこの曲がかかっていた。もう赤ん坊を育てることもないのかと思うと、ほっとするよりも何かもう、取り返しのつかないあの頃がひどく懐かしいい。あの頃にもどって、トゥゲザーしようぜ。って感じ。
まさかこの曲はと思うのが、ベネジクト・オブ・ミスター・カイト。この曲をライブでやるって、だれが思ったろう。つい最近、友達の昭人に「アクロス・ザ・ユニバース」の映画を見させてもらった。その中でも、印象に残る曲。もう、まるっきりのジョン・レノン的曲でもある。凄い!
続いては、サムシング。この曲は、前回もウクレレバージョンでやっていた。今回もウクレレで登場。まぁ、ジョージからもらったウクレレで弾いているのだし、それはそれでいいのだけれど、せっかくならバンドアレンジで普通にやってほしいなって思っていたらなんと、途中からフルバンド構成でやってくれるではないか。ウクレレバージョンと合わせて2度おいしい。にくいよぉ、このぉド根性ガエル!
オブラディ、はなぜか日本語の歌詞が思い出される。
バンド・オン・ザ・ランはねぇ、ライブでやると凄く盛り上がるね。しかし、曲始めの時、だれも生ギター持ってないんだよ。心配だよなぁって思ってみたたんだよ。したっけさぁ、ベースのあんちゃんがいつの間にか、アコースティックギターに持ち替えているだよ。で安心した。
007はさぁ、やっぱ演出だよね。ドカーンてやつがやっぱ、分かっていながらもすごくびっくりする。特に今回は、タイミングもバッチリだし、音もでかいし、炎も凄い。花火も凄い。、熱風も飛んでくるはで、大変。最近はこの手のドカーン演出はジャニーズのライブでも真似してやっているみたいだけどポールが本家本元の家元だぜ!
興奮を冷ますように、ヘイ・ジュードだよ。ロンドンオリンピックを思い出すね。もう終わりかよって感じ。
アンコール1曲目は、デイ・トリッパー、高校時代、村田君が歌った曲。間奏のコーラスで、だんだん盛り上がって来るところがあるんだけど、そこで圭三君がワンフレーズ余分にシャウトしたのを今でも鮮明に覚えている。
アンコール1の最後は、17.いいねぇ。また印南君のバンドで歌いたいね。
アンコール2のオープニングは、イエスタデイだよ。持つギターはエピフォン・テキサン。泣けるねぇ。お次は、まさかのヘルター・スケルター。エンディングは、ゴールデンスランバー、キャリー・ザット・ウエイト・ジエンド。ハーマジェスティーがあるかなとも一瞬思ったがないね。やっぱり。
モット・キキタイカイ?
Out there あちらでは、ユア・マザー・シュッド・ノウや、ジニアズ・ファームもあったらしいが、日本では聞かれなかった。って事で、この日の演奏曲は下記の通り。
1. エイト・デイズ・ア・ウィーク(*ビートルズ)
2. セイヴ・アス(*新作『NEW』)
3. オール・マイ・ラヴィング(*ビートルズ)
4. ジェット(*ウイングス)初日は、あの娘におせっかい(ウイングス)
5. レット・ミー・ロール・イット(*ウイングス)
6. ペイパーバック・ライター(*ビートルズ)
7. マイ・ヴァレンタイン(*ソロ)
8. 1985年(*ウイングス)
9. ロング・アンド・ワインディング・ロード(*ビートルズ)
10. 恋することのもどかしさ(*ソロ)
11. 今日の誓い(*ビートルズ)初日は、夢の人(ビートルズ)
12. 恋を抱きしめよう(*ビートルズ)
13. アナザー・デイ(*ソロ)
14. アンド・アイ・ラヴ・ハー(*ビートルズ)
15. ブラックバード(*ビートルズ)
16. ヒア・トゥデイ(*ソロ)
17. NEW(*新作『NEW』)
18. クイーニー・アイ(*新作『NEW』 )
19. レディ・マドンナ(*ビートルズ)
20. オール・トゥゲザー・ナウ(*ビートルズ)
21. ラヴリー・リタ(*ビートルズ)
22. エヴリバディ・アウト・ゼアー(*新作『NEW』)
23. エリナー・リグビー(*ビートルズ)
24. ビーイング・フォー・ザ・ベネジクト・オブ・ミスター・カイト(*ビートルズ)
25. サムシング(*ビートルズ)
26. オブ・ラ・ディ、オブ・ラ・ダ(*ビートルズ)
27. バンド・オン・ザ・ラン(*ウイングス)
28. バック・イン・ザ・U.S.S.R.(*ビートルズ)
29. レット・イット・ビー(*ビートルズ)
30. 007死ぬのは奴らだ(*ウイングス)
31. ヘイ・ジュード(*ビートルズ)
アンコール1
32. デイ・トリッパー(*ビートルズ)
33. ハイ・ハイ・ハイ(*ウイングス)
34. アイ・ソー・ハー・スタンディング・ゼア(*ビートルズ)、ゲット・バック
アンコール2
35. イエスタデイ(*ビートルズ)
36. ヘルター・スケルター(*ビートルズ)
37. ゴールデン・スランバー~キャリー・ザット・ウェイト~ジ・エンド(*ビートルズ)
…の37曲であった。
次は、ウィングスの曲の時は、リッケン持っているリッケンポールが見てみたい。
イエーイ、ドウモ・アリガト・トウキョウ!モウ・カエル・ジカンダヨ!