やはり、30kはハーフとは違う厳しさがある。朝飯を少しではあるが、食べといてよかった。それにしても腹減った。とりあえず、給水所で名にか飲もう。
4週目に入り、水を受け取り、喉を湿らす程度に口に含む。ごくんと飲むのはご法度。この15kから20kのラップは、27分台。20キロで、1時間44分15秒《手持ち時計換算》。次の5週目のラップが、がぐっと落ちて31分だから、ハーフ換算は1時間50分45秒。自己ベスト1時間52分は、クリアした。しかも、30kの途中ラップでの更新は、自己満足ではあるが快挙。
しかし、ここから残り1周ラスト5kはしんどかったね。ラストはポカリスウェットをもらい、口に含むと甘さが、疲れた体を一瞬癒してくれる。実は、もう20k過ぎから、太腿の裏と脹脛がぴくぴくしていて、いつ攣ってもおかしくない状態。とたんに、ペースは更に落ちて、一般ランナーにも次々抜かれてしまう。もう、本当に帰りたい気分。そんな時にだらだらの上り坂は、中々終わらない。千鳥ヶ淵に来て、緩やかな左カーブの下り坂に来てもちっとも嬉しくない。
桜田門の喧騒も自分を嘲笑っているかのようで不愉快。大手門前は、ビル風がますます強く。文字通り逆風にさらされ辛い。最後の1kはもう、足がぜんぜん上がらない。すり足走法で、なんとかラストスパート。やっとの思いでゴール。無事完走。
ゴール後は、クーリングオフというか、歩きながら徐々に身体を冷ますのがいいらしい。しかし、もう立ってられない。すぐにベンチに座り込む。水も少しずつ喉を湿らす程度に飲むのがいいらしいが、もうがぶがぶ飲んでしまう。駄目だねこりゃぁ。しばらくすると、身体の表面がざらざらする。腕とか脚が白っぽく粉吹いたようになっている。舐めるとしょっぱい。汗が乾いて塩粉になった。粉ふきオヤジだ。
さて、タイムだが手持ち時計で、2時間47分51秒。なんとか3時間は切れた。
あとで、ホームページを見ると、出場30人中12位(DNF含む)まぁ、まぁかな。
しかし、後半の失速は、あと12.195k走らなくてはならないフルマラソンを考えた時、課題が大きい。今のままではだめ。今日の作戦的に、前半から飛ばして、行けるところまで行く。という作戦はたぶん通用しないだろう。かと言って、前半からスローペースで、体力を温存してもフルマラソンが走りきれるかと云えば、だらだら仕事が還っててきぱき作業するより疲れる。と云う仕事の論法から云うと果たして通用するのか。まぁ、つべこべ考えるより、今度一度走ってみることだな。それしか解決方法はないと云うのが結論だね。
帰りは、夏と同じく銀座湯まで歩いてひと風呂浴びて、立ち飲み酒場による予定にしてたので、お堀沿いを逆まわりに歩く。流石に皇居沿いは、ランナーが多い。走っている女の人も外見も走力もレベルが高い。
しばらく歩くと、もう足がパンパンになって両足同時に攣る。痛々って。情けないが、もう歩けない。銀ブラどころの余裕はなくなってしまった。なんとか、東京駅までたどり着き、快速で帰ることにする。それにしても腹減った。駅でサンドイッチとビールを買い、快速のボックス席に座って、傍目も気にせず飲みながら帰ったとさ。