トライアス・カヌーが今回のテーマであった 前回の潮来カヌーの上陸ポイントと前々々回 駅伝カヌーの最終上陸ポイントである 運動公園 この2つの地点を何とか結べないだろうか?が 今回コースを選定するにあたって キャプテンから下されたミッションだった
前回 潮来カヌーの時に 2艇で旅し最終上陸地点から 引き上げる際に苦労した それは カヌーイストにとって 共通の課題であるのだが 出発地点に如何にして戻るか が大きな問題である
カヌーを担いで公共の交通機関を使って出かけ カヌーを漕ぎ また 分解して担ぎ バスないし電車に乗って帰る方法を取らないで 車に積んで目的地まで行く限り そこでカヌーを組み立て出発すれば 車を捨てていこない限り 車を取りに出発地点まで戻ってこなくてはならない 1艇を2人で操る 駅伝カヌーの場合は 比較的 機動力のある自転車と云う手段を使い 車を取りに行く労力と時間を節約できたがカヌーを漕いでいる間は話し相手もいない
キャプテンの知りあいのおかげにより おのおのにカヌーを漕ぐようになった 行ったらまた戻ると云う作業が加わり カヌーとしての本来の楽しみが倍増された 今回も車を取りに行くと云う手段を 楽しみに変えられないだろうか?と考えた それに対しては キャプテンが明確な答えを出してくれた
いつも思うのであるが マスコミニュケーションと云う荒波で常日頃もまれている この同級生は やはり俺みたいな凡人に比べて 感性が研ぎ澄まされている そっちとこっちのいいところを結び付けて 付加価値を倍増する事に掛けては天才だ
つまり ジョッギングを趣味としているならば 走って車を取りに戻ればいいじゃん と云うことである 単純明快な答えであるが 凡人の理解を超越したところにあるからして その論理は崇高だ ほほうぉ とうなずき 僕は もっともだとうなずく
潮来の時には それほど考えずに 公共の交通機関であるバスを使った しかし 所要時間と 金銭的な出費は 思っていたよりは かかってしまった それをジョッギングでこなせは 全てタダである タダより安い物はない
この形而上学的論理の帰結といおうか 回帰分析による解の証明と云おうか はたまた 唯物論的世界観と云おうか アングロサクソン的合理主義に基づいた思考に
わが ぼくとつ 町工場20数年勤務的ライン作業繰返してます的短絡思考では到底太刀打ちできないものであるがごとく圧倒されてしまった 思考の産業革命だ
と云うわけで 今回は 釣り道具等の遊び道具に加えて Tシャツ短パン 靴下 ジョッギングシューズを携えてのカヌー旅と相成ったのであった まぁ 能書きは兎も角として 車を取りに行く方法は解決したので いざ 出発