GW最後の日の昨日、あいにくのお天気でしたね。日曜日は、家族で朝一番早くに目が覚めるのは俺。しかし、ジョギングをして、花の手入れを終えるともうすることがない。テレビをつけて松井対イチローを見ていると6回まで王 建民がパーフェクトの投球を見せていた。
10時になると将棋講座の時間なので、チャンネルを回されてしまう。昼近くまで、ぼんやり野田知佑の本を読む。雨なので、将棋教室に連れていくのは俺かと思っていたが妻が行くというので、サヤと留守番と言うことになった。
簡単にうどん昼飯を食って雨の中散歩に出た。さつきのHPで高圓寺の藤棚が写真を見たので、無性に藤の花が見たかった。いつものカビ公園に行く。藤とツツジが満開だった。雨のカビ公園は誰もいなかったから、サヤと二人で満開のツツジと藤棚を貸し切りで満喫できた。ツツジの花は根本を吸うと甘い汁が吸えるのを思い出し、試してみると思ったよりも甘い味がした。
それから、さつきの公民館に借りていた本を返しに行った。お話会をしている近所の人が居た。子供の本を検索するのに、コンピューターの操作が変わっていて苛ついていると優しく語りかけてくれた。
「お探しの本は、たぶん貸し出し中なので予約しておいてあげます」と。
言うことを聞かないコンピュータに毒づいていた己を反省し、素直に言うとおりに、お願いした。やはり、コンピューターがどんなに進化しようとも優しい人間の心にはかなわないだろうと改めて思ったりもした。
外はまだ雨降りだったが、少し歩いて最近出来たミニストップにおやつのソフトクリームを食いに行くことにした。たしかGW中は割引価格だったはずだ。雨の中歩くには結構な距離だったが、サヤが元気なので俺も歩いた。しかし、割引価格は、なぜか前日で終了していた。いつもなら、その価格差僅かに70円としても絶対に買わないところだが、先ほどの図書室で、ささやかな親切に触れたので気持ちが大らかになっていた。
70円ぐらい安い、安いといつもならば絶対に思わないことを思ったりもした。店を出ると、雨はまた激しさを増していた。前方から、ピンク色のフリルがついた傘をさして歩いてくるお姉さんが居た。胸元がゆさゆさ揺れていた。その小顔には似合わない、いわゆる巨乳だった。優しい気持ちになっていた俺は、何度も振り返ってしまった。しばらくまた巨乳の思ひでに悩まされそうな日曜の昼下がりだった。