自宅を出てすぐのところに見通しの利かない緩やかなカーブがある。前に一度横に広がって歩いていて、車にぶつかりそうになったことがある。見通しの利かないカーブの手前にある交差点では、よく出会い頭の衝突事故もある。
その日は、日曜のお昼にも関わらず、そこを結構なスピードで走って来たいかれたシルビアにぶつかりそうになる。
「おっとっとと、てめぇーこの野郎っ」
と囁きつつ、脇の空き地に突っ込みそうになる。
「こっちは子供を乗せているんだぜ、見通しの利かないカーブではもっとスピードを落としやがれっ」と
もう既にそこには居ない、シルビアに向かって毒づいた。
大体この通りは、住宅街にあり通学路にもなっているのに、行き交う車はどれも結構なスピードをだしやがる。一度子供が接触事故に見舞われたこともあり、俺はネットで千葉北警察署に嘆願したことがある。それは、学童注意の標識を建ててほしいと言う旨のことだ。
しかし、帰ってきた返事は、行政の方に言ってくれとの冷たい返事だった。まあ、メールで一方的に嘆願したのだから、返事があっただけマシだったのかも知れない。