ギターの良さを今度教えてやってくれと、圭三君と宏一君の二人の師匠にお願いした。リベラルな二人は快く、OKしてくれた。今度ギターを持って遊びに来てくれる約束をして会はお開きとなった。俺は正直この二人の厚意がありがたい。
圭三君は、ヤマハの往年の名器であるSG1500を持っているし、宏一君に至っては、マーチンだ。その名器での演奏を目の当たりにすれば、わが不詳の子供たちも、忽ちにギターの虜になるのではないかと思われる。
妹二人は、左利きだからピアノは不利がある。ギターをやってくれれば、俺の持っているポールマッカートニーモデル(コピーモデル)が使える。