昨日は、全国的に母の日だった。ごく親しい知り合いに、母を亡くされた方が居るので、書くのをためらったので、1日後れで書きます。
また、一方で、朝日新聞にも知り合いが居るので、書きにくいのであるが、うちは、産経新聞を取っている。理由は、いろいろあるけれども、決して安いからではない。
まず、産経抄のコラムが好きなのと、連載されている曽野綾子のコラムや秋元 康の小説がおもしろい。近藤義之氏のスポーツ欄の辛口コラム「思うまま」も好きだ。しかしながら、紙面の構成について、いつも不満に思う。それは、スポーツ欄や連載小説等がいつも違うページに載ってることだ。
実家でずーっと朝日新聞を読んで育ったが、このようなことはなかった。故に、産経新聞のこの気まぐれとしか思えない、ページ構成は不満だ。朝はたいてい、便をしながら読むので(お食事中の方には、失礼)読みたい記事を探すのに、いちいち、紙面トップの目次を確認しなくてはならない。狭い我が家の便どころでは、これが大変に苦労だ。
さて、この産経新聞で、一番好きなのは、やはり漫画「サラリ君」である。5/8のこの「サラリ君」は、良かった。
1こま目には、サラリ君の子供(娘と息子の二人)が、おばあちゃんへ渡す母の日のプレゼントを買いに行く。豪華すぎるプレゼントの陳列を前に、しばしとまどう様子が描かれている。2こま目は、以前はカーネーション1本でよかったのになぁとつぶやきながら、結局陳列品の一つをプレゼントとして買う。
3こま目には、父親が、一輪のカーネーションをそのおばあちゃんに渡している。そしてそれを受け取ったおばあちゃんは、ありがとうねと涙を流す絵が描かれている。4こま目には、あわてて買った物を返品に行く子供たちの絵が描かれている。このストーリーに、日頃何の悩みも持たない単純な私は、思わず涙してしまった。用意された加美なプレゼントよりも、ありふれたカーネーション一本が、おばあさんの心をつかんだのだろうか。
普段、サラリ君は、ちょっと間抜けに描かれているが、さりげない優しさを持っているのが伺い知れる。そもそも、親と同居し、嫁さん子供ともうまくやっているのだから、サラリ君は立派な人なのだ。
何年か前に、友人のいんご君が、母親にカーネーションの一輪を届けるところに遭遇した。そのときも、私はひどく感動した。
昨日は、自分の母親には、妻がカーネーションを買ってくれたので、私は何もしなかった。3児の母親でもある妻にも、何もしなかった。そのことを今つくづく反省している。
PS.冒頭の知り合いも、2人の男の子を立派に育て、日々がんばっている立派な母親であることを付け加えさせてもらいます