さて、そんな印南君の勇姿をひとめ見ておこうじゃあないかという話にもなった。圭三君は、その頃既に凧揚げは、卒業してしまっていて、目下の興味はサーフィンだった。当時は、海の男を目指していたのだ。下田なら海もあるし、じゃあ、日にちを調整して、みんなで下田のとんかつ屋さんに行こうではないかとなった。お盆休みを利用していくことになり、僕と村田君も参加した。車は、室内の広さがダントツで広い村田君のスカGで行くことにした。都内を抜けて、湘南道路、西湘バイパス、真鶴と抜けていく道は、夏のこの時期大変混む。大渋滞が予想されたので、出発は夜の10:00に設定した。熱海にある、お宮の松を第一中継点に目指した。