東京マラソンの出場抽選は、中々当たらない。毎年寄付金4〇〇?円払って当選確率を上げているが、今年も外れ。む、む、無念。
ってことで、今年は、ボランティアで参加と決めて応募した。こちらも、な、な、なんと抽選。中継場毎に募集、応募、抽選とあいなる。第一希望は、うちから総武線一本で行けて、午前中には、終わる予定の秋葉原を第一希望で応募した。
生憎、こちらも外れて、第二希望の水天宮前になった。こちらは、スタートから、15k地点の給水場。朝が早く8時に現地集合。前々日の金曜日に、会社終わりにビッグサイトまで出向き、ボランティア手続きをする。事前に登録はしてるが、事前の案内は、ランナー同様にビッグサイトまで、出向く必要がある。もちろん交通費は、自分持ち。
ランナーだった時は、参加費は、払うが、スポンサーでもある、東京メトロは、一日乗り放題券が、着いた。だけど、ボランティアは、無し。まぁ、ボランティアだからしゃあないね。手続きも会場のはじの奥の方だ。
それでも、スタッフジャンバーに帽子とハンドウォッシュ等々が支給される。おいらのスタッフジャンバーは、青色の給水係。外国語が話せる人は、胸にその国の言葉が話せますよシールの言語を当事国名で書く。俺は、アメリカと、中国、インドネシアとチェコ、ドイツに行ったことがあるので、一瞬どうするかなと思ったが、それらの国の言葉が話せる訳ではないので、残念ながら胸に言語を書くのは断念した。
当日は東西線で日本橋まで出て、そこから、ジョギングで水天宮まで行くことにした。少しでも東京マラソンの雰囲気を味わえるかな?給水係は、長靴履きが推奨されていたが、花のお江戸で、長靴履いて地下鉄乗るのは、いくら千葉育ちとは言え、はばかられたので、ズックと言うか、ランニングシューズで行く。
水天宮前の給水所は、スタートから15キロ地点。約30年ほど前、長男が生まれる時、妻の腹帯を貰いにお宮さんに来た。腹帯には、安産祈願の犬と朱色で記してあった。水天宮は、それ以来かな。
スタートが、9時だから、トップは、9時45分頃に来る。自己紹介をして早速3人1組になって、5グループに分かれる。おいらは、同年代ぐらいのおじさんと、少し上ぐらいのおばちゃんと組みになった。二人ともに経験者のようだ。
早速テーブルを準備して、ポカリスウェットを注ぎ準備する。テーブルにきっちり並べて、三段重ねにする。一番上のは、ランナーが取りやすい用に少し間隔を広くする。
まあ、こんだけ並べとけば充分だと思う。ドリンクを並べ終えると準備は、オーケー。程なくして、先導車のポルシェが来る。東京マラソンだから国産車かと思いきや、意外にもポルシェパナメーラだ。続けて白バイが、かなりのスピードで来たと思ったら、車椅子のランナーが、もの凄いスピードでやって来た。ヘェー凄い速さだ。これならば、ポルシェでなくてはならないのも、納得する。
しばらく間隔が空いて、静寂か訪れたとおもったら、にわかにざわつき始めると、先導集団が弾丸のようにやって来る。早い、針金の様に細く、鞭の様にしなやかなランナー達が、矢のように、頭の位置が一定の高さで、パンタグラフよりも上下動が少ないままに通過して行く。誰も、踵をつけて走ってる者はいない。つま先だけで地面を蹴って行く。短距離走並みのペースで、しかも音もなく、風だけを切って走ってゆく。後には、汗の滴だけを点々と残して、、、。
ポカリスウェットを摂るものは誰もいない。先頭集団は、全て外国人だった、早い❗️そこから第二グループの日本人が、来るまで、一分以上あろうかと思われくらいの静寂。第二集団が来た、日本人も居る。明らかにペースが違う。15キロ地点でこの差は、既に、日本人の、優勝はないなと思われた。
それでも、声援は送る。俺はここに何しに来たか。もちろんボランティアである事は、確か。 だが、もう一つの大事な目的は、ランナーを励ましたい。
自分が、ランナーの時は、沿道の人に声援をもらい、力に変え走る事が出来た。だから、練習よりも、本番の方が、良いタイムが出せる。そんな、実力以上のものが、本番で出せる競技は、マラソンぐらいではないかと思う。
自分が、走ってる時のエピソードで、こんなことがあった。その日はスタートから雨だったから、使い捨ての100均で、買ったカッパを着ていた。途中、雨も小降りになったんで予定通り脱ぎ捨てた。すると、沿道のボランティアのお姉さんが、そこにカッパを捨てないでと言う。慌てて、拾いに行くと今度は拾わなくて良いと言う。
いったいどっちか?結局、拾ってしばらく待って走る事にした。暫く走った所で、別のボランティアの今度は、おじさんがゴミを回収していた。そこで捨てて良いですかと目で促すと、和かに頷いてくれる。どんなにか、ありがたかったことか。
キリッとしたお姉さんの目に打ちひしがれる、この事は、おいらの今までの人生で、幾度となくあった。だけどもマラソン中は、よりショックが大きいよな。
さて、さて、トップ集団が、過ぎるとまた、暫くは、静寂が、訪れる。それもも束の間、次々と選手が、やって来る。飲み物も、ぽつりぽつりから。どんどんといった感じで、次々無くなっては、補充をして行く。
先頭に近いほど、走りながら上手に取って行き、飲み方もお上手。カップを細く潰して、その隙間から、口を曲げて飲む姿が、見られる。うむ、昔見た漫画で、ポパイが、ほうれん草を食べる仕草のようだ。今度真似してみたい。
ペースメーカーが、いくつか配置されている。2時間半、3時間、3時間半、4時間と。だんだんと人も増えていく。カップは、次々と無くなる。特に端っこのカドから、無くなって行く。やはり取りやすい位置があるのだろう。
すると、飲料テーブルの先に置いてあるゴミ箱が、いっぱいになって来る。そちらに行って、あらかじめ、何重にもしてあった、ビニール袋を外して空になったポカリスウェットのコップを片付ける作業がある。これは、結構しんどい力仕事だから、男がやる。持ち上げると中にまだ残っていたポカリが、ザーと我が身に降りかかって来る。びしょびしょだわ。
すると、5時間ペースの一個集団の塊が、来て一気に飲料コップが無くなる。今度はそちらに応援に行く。汚れた手袋を取って、綺麗な手袋に付け替える。しばらくすると、今度は、ゴミ箱がいっぱいになる。手袋を付け替ええ、そっちに行く。この繰り返しだ。
三段重ねしてたポカリスウェットも、無くなってしまい、コップに注いだらすぐに無くなり、注ぐのを待ってる人もいる。リーダーの方が、次のテーブルに行ってくださいと声を掛けている。一応、ゼッケンの末尾番号順に5つのテーブルに飲み物が、用意されている。がしかし、塊になったランナー達は、もうお構い無しに、しっちゃかめっちゃか。
6時間のペースメーカーが過ぎると、もう残りは、歩いている人ばかり。リタイヤのバス収容が、どこか聞く人も出て来る。せっかく20倍とも言われる抽選に当たったのだから、勿体無いとも思うが、やつれた顔を見ると萎びない。英語で、聞いて来るおばちゃんもいる。通訳ボランティアが、流暢な、英語で答える。やはり、俺に通訳は、務まらないと思う。身振り手振りで、300m先にあるバスの場所を教える。
走行しているうちに、タイムリミットを迎える。関門があるのだ。世界6大マラソンでも、東京は、関門が比較的緩い方だと言われている。それでも、打ち切りの時間が来るのであるから、儚いね。人生は。
後片付けのゴミ拾いとテーブルを片付けて、お開きとなる。時刻は12時少し前。喉は、カラカラで、腹も減っているのを思い出す。ポカリスウェットをあれだけ捌いたのに、気がつけば、自分の喉を潤すのも忘れてた。リーダーが、手洗い用に水をベットボトルに入れて持ってきてくださった。それではべとべとになってる手を洗い、のこりを少しいただいて、喉を潤した。うまい。
反省会で、一人一言述べて、ちょっとした、本当に小さなお菓子の袋をもらって解散と相成る。なかには、運営に対しての不満を述べるベテラン風のボランティアのおばちゃんもいたが、概ね、満足爽な感想を述べた人が多い。自分も、大満足。気がつくと、服も、靴もポカリスウェットでびしゃびしゃだけど、近くの公園の水道で洗い流して、着替えればなんてことはない。
せっかくいただいた、お菓子を食べるとその、ほのかな甘さが体に染み渡る。ボランティアの達成感と言うか充実感とは、このことなのだろうかと思う。フルマラソンをヘトヘトになってゴールしたそれとは、また違うかもしれないが、似たものかもしれない。両方か経験できて良かった、よかった。
ランナーたちには努めて、笑顔で声援を送った。ポカリスウェットの空コップを集めながら、頭に紙コップが飛んできた時も、怒らずに和かに笑顔を返せた。と思う。あの、和かに雨の日のカッパを、回収してくれたおじさんの様にランナーに、感謝されただろうか。きっとそうだろうと自分に言いきせて、東西線で、帰ったとさ。
帰ってから、洗濯物を干しながら、ビールを飲んだ。まあぁ、程よい疲れが心地よい一日だったな。😅🤷🏽♂️
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by arisatokazuto
| 2024-03-17 22:43
| 体育科
青梅マラソンに行く
一年振りに青梅に来た。
2月が一年で一番寒いとの思惑からこの大会に去年から参加している。が今年は予報では、17度と小春日和だ。
故にタイムは期待できない。そもそも、最近、ハーフですら、遅いから単に言い訳でしかない。青梅は前半はほぼ登り。かったるいし、早く終わって欲しいが、30kは走らねばならない。ゲートは4時間半で回収される。
さてさて、いかがなものか。
走る前は、不安でいっぱい。もうそろそろ、やめ時かなとも一瞬思ったりもする。まぁ、無理のないペースで走ろうと思う。
原辰徳元監督がスターター。スタート直後は、大渋滞。まあ、ゆっくり走れるから、疲れなくていい。徐々にペースが上がり、この辺かなと言うところで、イーブンペースにする。手元のポーラを確認すると、4分台、うそうそと思いながら、このポーラは、一応高橋尚子モデルだが、あてになるやら、どうなのか。たまに騙される。
まあ、苦しくもなく気分良く走れて4分台ペースは、御の字だよ。
しかし、こう登りが続くとしんどいのが、青梅。まだまだ、先は長い。このまだまだって気持ちが大事だと最近は、つくづく思う。気力と筋肉は、すぐに怠ける。だから、まだまだだそだといい聞かせておかないとすぐに、まっいいかとなってズルズル落ちていく。
それは、分かっているんだけどね。最後尾から、走って来たQちゃんこと高橋尚子に9キロ付近で追いつかれる。丁度下り坂で、Qちゃん曰く、下り坂は、小石がコロコロ転がる様に走ってくださいと言う。「コロコロ、コロコロ転がる様ですよ」と、なるほど、上手い事言うね。五輪金メダリストの言う事には、説得力がある。
そう言えば、シドニーオリンピックで、30K過ぎの下り坂で
ロングスパートかけたのだったかな。彼女もとふと思う。高橋尚子は、地元千葉は、佐倉のアスリートクラブで活動したいた。佐倉には、金メダルロードもあるし、駅前には、高橋尚子の像とある。
何より、12年前初めて走ったハーフがサンスポ千葉で、小出監督と高橋尚子がゲストだった、その時から、励まされて、今や、頭も禿げつつある。
苦しくも息絶え絶えで帰って来た、残り5キロがまた、しんどい。最後の給水を得て、蘇るも、また、直ぐに喉が渇く。まだまだといいつつも残りキロ数を反芻する。沿道の応援も、絶え間ない。ありがたいけど、しんどいよ。色々飴とかチョコレートとかも差し出してくれるのは、涙が出るほど嬉しいし、挫けそうな気持ちを蘇らせてくれる。
なとかゴール。帰りもまた、特別急行列車に乗って、ビールで一人祝杯^_^を上げる。走る前までと走って最中は、もう今年で、終わろうとなん度も思ったか、今は、また、来年も来ようと思ううから不思議だなぁ。
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by arisatokazuto
| 2024-02-24 23:59
| 体育科
自転車デイキャンプ
今年に入ってからランの割合を少し減らして、自転車に当てるとしてみる。その第一弾として、デイキャンプに行ってみる。
目指すは、検見川浜から茜浜の二つ。ま、欲張りかも知れないが、ランニングでも幾度も行ったことがある自宅からは30kの道のり。
途中で買い出しして、検見浜でお昼にして、茜浜でコーヒーブレークのつもり。うまくいけば富士山も見れるかも知れない。
検見浜は、昔から変わらない気分のいい浜だ。変わってしまったのは、最近めっきり来なくなったのと、昔よく来た仲間が、もう居ない。久しぶりの浜ら、トイレも綺麗になっている。
なんか悲しくなってきたんで、次の目的に行く。向かった先は、7.5k西の茜浜。ランニングで、通り慣れた海浜大通りを今日は、自転車で走る。浜風が心地よい。
茜浜は、海辺に面した無料駐車場もあり、年末の夕日をみにかみさんと来たことがある。一番先の突端には、東京の高層ビル群の向こうに富士山が見える富士山100選の絶景ポイントもある。ランニングで行って初めて知った。
そこまで行って、湯を沸かしてコーヒーを飲むと、ホッとして癒される。ここまで来て良かった。次は、どこに行こうかな。
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by arisatokazuto
| 2024-02-24 23:50
| ほざく科
都会のキャンプはいかがか
その昔、夏の間だけ江東区に暮らしていたことがある。20歳頃、わだすの人生で唯一の都会暮らしだったかもしれない。
とは言え江東区は東大島の界隈だったので、下町だし、中小の町工場もまだまだ沢山軒を連ねていた時代だった。
そんなノスタルジックに感じつつある江東区は海っぺりに若洲海浜公園なるものが出来た。近年はキャンプもできるというから早速、行ってみようと相成った。
しかし、人口密度が高い都会であり、区営のキャンプ場は600と格安でもあるから予約はいつ見ても満杯状態で空きはない。それでもしぶとく仕事の合間を見て、予約状況を確認すると、パッと一瞬空きが出たりもする。
そこを逃さず抑えるには、日程とすぐに決める勇気が必要だぜ。
再雇用でやらない筈の休日出勤をした。その代休を予定していた日にうまいこと空きが見つかり押さえる事が出来た。
自転車で行くつもりが雨模様なので、軟弱なもんでデリカで行くことにした。
昼前に出て、途中のカインズで薪を買うが、相変わらずの雨模様。キャンプ場の駐車場には昼前に到着。雨は未だ止まず、デリカの荷室を広げてイワタニガスバーナーとフライパンを使って焼きそばを作った。
日清焼きそばが近所の店にあるのは、嬉しい。
雨が小降りになったので、意を決して受付をすましテントを張った。あたり前だが噂通り600円也。
予約表では満杯だったが、雨のせいか3、4組がいる程度だ。早速火を起こし野営を始める。サッパーは鶏肉を焚き火で炙って塩を振るシンプルなもの。あとは、ビールと焼酎をいっぱいずつとご飯に味噌汁。
一人飯はあっさり終わってしまうから寂しい。そうそう、今日はギターを持って来ているから食後のコーヒーを入れながらMother Naturesでも、、、。
せっかくだから、夜の海を見てみるのもいいかな。月もよく見えるのも嬉しい。ゲートブリジットの袂から向こう岸には羽田空港の灯りが見える。羽田にも確かキャンプ場があった。次はそこにも行ってみたい。
さて、心地よい食後の散歩で瞼も重くなって来たから寝るとする。最近、めっぽう夜が早くなった。テントの幕は開けたまま月を見ながら寝るのも乙だな。
おやすみ😘。
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by arisatokazuto
| 2024-02-24 23:41
| ほざく科
久しぶりの自転車camp
さぁ、行こう!久しぶりに自転車キャンプへ❣️前回は自転車を壊してあえなくリタイアしてから、様々改良をした。それを確認するキャンプでもあった。
幸い友人が車で付き合ってくれるとのことで、安心してトライできる自転車キャンプと相成った。
目的地を「森の牧場キャンプ場」と定めた。自宅からは、40kほどの距離だし大したことない軽い予行演習のノリだった。それが、そもそもの間違いだったかも知れないと、気づくのに半日を要すことになるとは、前もって知る由もない。
夏の間のトレーニングランで、最近こそ25k弱走りにあまんじているが、週末走は欠かしていない。ランニングで25っ走るのに比べたら、自転車で40kは軽いと言うのがわだすの思惑ではあったのだった。
ウイークデーに、準備をしてキャンプ道具のミニマムに厳選しておいた。前日である金曜日はフレックスを使い15:30には仕事を切り上げて、食材の買い出しにもぬかりなく段取った。
仲間とメインデッシュは芋煮会と決め、他のサブはそれぞれ好きなものをとだけ決めていた。ちょうど、筋トレに嵌ってるので、高タンパク低脂肪の鳥の胸肉をサブとした。
夏休みにカミさんと避暑で訪れた山中湖のペンションで、美味しいボイルドチキンを食した。その味を再現してみたかったのもある。
一方、当日は昼前に到着予定なので、昼飯には軽く焼きそばと相場を決めた。
仕事帰りに近所のスーパーへ行き、食材を買った。総予算は1500円以内に若干オーバーしたが、それでも野菜の一部は家に半分置いていくし、低予算ではあるが、充実した内容でほぼ思惑通りである。
なんと今回の焼きそばは、いつものマルちゃんではなく、日清焼きそばが手に入ったのはラッキーであった。ただで貰える氷で包んで明日に備える。野菜は長ネギだけを切っておき、どうせ明日の午後は、キャンプ場でまったりゆっくりくつろぎの時間はあるのだろうとの予測の元、仕込みはジプロックへの包み換えのみとした。
野菜は里芋300、と長ネギ、しめじ、こんにゃく、豚小間切れは250g。これが芋煮の材料だが、豚小間は、焼きそば分含むとした。あと一つ玉ねぎを追加した。これは焼きそばにも入れるやつ。本来はキャベツだが、自転車旅だしコンパクトな玉ねぎにする事で、解決。
サブメニューの鶏肉は胸肉。前回好評だった豚バラ肉が一瞬迷ったが、低脂肪高タンパク低価格の鶏胸肉で決まり。昼と夕飯の仕込みは整った。朝飯は相棒が持って来てくれることで折り合っている。
食材準備が終われば、自転車へ荷物を積み込んだ。事前に準備はしていたが、いざ入れてみるとやっぱり用途別に固めようとか、ひっくり返しては詰め直しを数回くり返した。結局積み込みには、2時間弱ほどかかった。
今回の秘密兵器はフロントフォークホルダー。左右に配した。右がトピークで左がゴリックス。結束バンドで直接フロントフォークにつけるタイプのゴリックスに対してトピークは台座を一個介して取り付ける。その両方の長短を測るも含め左右異型とした。
やや信頼性の高そうに思われる台座付きのトピークに重めのテントを縛り付け、ゴリックス側には寝袋を結き付けた!これによりリアのバニアバックには余裕が出来た。
今回は、芋煮会の材料も持てるほどにバニアバッグにも余裕ができた。後は、タープにゴトクはガスとエスビット。ナイフ、カトラリー、忘れてはならないピーラーとファーストエイド。最後にサンダルを詰めて装備は完了。締めて9K。前回より1K増は、ポール2本含むタープと食材とキャリア2個分の重さ。
さてさて、ゆっくりもしてられないので出発と相成る。お日様もまだ若干、天中にとたつする前に出発出来たのは、これ幸い。しかし、今年の夏は暑かった。今日も暦の上ではすでに秋のはずだが日中は33度の予報が出ている。
コースは自宅から軽便通りを千葉公園に向かう。そこから県庁前を抜けて本千葉で内房線を超えて357号線旧呼名は14号線に出て、ひたすら五井まで走る。五井で1時間弱なので休憩を取る。やや曇っているのでかんかん照りよりかはマシだけど、汗はだくだくととめどもなく出る。おそらく30度は超えている。
さてさて、ここからは登ろ坂を覚悟せねばならない。小湊鉄道を横目に牧歌的旅情風景とは反して徐々にペダルは重い。最後のキャンプ場への坂は、さすがに立ち漕ぎは一瞬で転ばぬ先の杖ならぬ降りて押して行くがキャンプ道具が重い。弱音どころか心臓も口から出て来そうなほどの坂!
やっとの思いで着くとそこはパラダイスか!挨拶もほどほどに喉が渇ききってるので、コークを所望する。やっと一息ついて、水道で頭から水で冷やと気持ちがいい!先に着いてる仲間が良い場所を確保しているのでその気持ち良さげな木陰でダウン。しばし横になって、息を整える。
先に着いた車で来ている仲間が冷えて冷たい麦茶をくれる。美味しい。生き返る。しばし身体をクールダウンして、設営に入る。場所は仲間が絶好の絶景ポールピジョンを取ってくれていたので、後は配置をどうするか太陽の光の加減を見ながらあれこれ微調整を繰り返して定めた。
この作業が大事だ。後々のキャンプでの生活の快適さを左右するといっても良いだろう。大体の配置が決まったので、テントの設営から始める。今回は、熱帯夜を想定してテントはダブルウォールの内側のみにしてタープを張った。
日陰が出来るとやや安心感が湧く。仲間も車にサイドタープを張って、車中泊のセッティングが完了した。お互いここで少々力が尽きたので、昼寝と相成った。疲れたら寝る。還暦過ぎの体力回復には良い。と思う。
しばし、心を鎮めて瞑想からの昼寝は実に心地よい。20分ほどで目が覚めてスッキリした。ついでに汗も落としてさらにスッキリする事に。17時には売店も終わるから、ビールが手に入るうちに早めのシャワーとなる。5分300円はちょっと慌ただしいが、しょうがない。キャンプでシャワーも近年のブームならではの賜物。昔はキャンプに来たらシャワーなんて代物は無かったもんだ。
シャワー浴びてのビールは最高だよ。そのまま、里芋をピーラーで皮を剥いで芋にの仕込みをする。ほろ酔い加減で料理もちょっと乙。米も研いで水につけておく、炊くまでにまだたっぷり時間はあるから、少し柔らかくなり炊き上がりも楽しみ。この余裕というかのんびりとした時間がキャンプのひと時を感じる。
仲間も起きてるので、早速煮炊きを始める。夕餉の宴の開始だ。芋煮会、ビールを呑みつつ、チキンを焼いてワイルドに食らう!
至福の時を仲間と過ごすのは最高だよ。中学生の頃からかれこれ50年の付き合いだよ。ありがたいね。ずーっと一緒にビートルズを聞いて来たしジョンが死んだ20歳の時は一緒に悲しんだ時もあった。今こうやってキャンプで語り合えるのも何事にも変えがたい。相変わらずジョンがこうだとかポールがああだとか語り合っている。もう散々語り尽くしたと思うが、えっそんな事?なんて話も出てくるから面白い!
芋煮会とチキンで腹一杯でご飯までが食べれないから、そのままメスティンの蓋をしてよく朝ごはんとする。未だ蒸し暑さが残るが季節は秋の夜長。100均で仕入れて来たミニスウェーデッシュトーチに火を灯し食後のコーヒーを飲む。
夜空は月明かりと星灯りにキャンプ場のランタンの火が散りばみ無数の星が降る草原と化している。
今夜はこのまま星空を眺めながら、外で寝ると決めた。ほぼ真上にオリオン座が見えるし、金星も煌々と輝いている。星を眺めながら、いつしか眠りに落つる。
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by arisatokazuto
| 2023-09-24 22:47
| ほざく科